「土地家屋調査士試験」では「複素数計算」が合否を分けると言っても過言じゃない

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土地家屋調査士試験おいて電卓の使用法を体得するかどうかが合否ダイレクトに左右します

土地家屋調査士試験は過去記事「まずは土地家屋調査士試験の概要を把握しましょう」でも紹介しておりますが、
試験内容が「択一問題20問」「書式土地1問」「書式建物1問」の構成になっています。

 

そして試験の科目の中でも電卓の使い方次第で大幅に得点アップを狙えるのが、土地の書式であり、
土地の書式が得意という方の多くは、三角関数や二次方程式などの高校数学が得意だからではありません。

 

複素数計算」をマスターしているからなんです。

 

では「複素数計算」をマスターすると試験の上で、どのようなメリットがあるのでしょうか。

複素数計算によるメリット

土地の座標値を求める計算では、関数電卓の使用が不可欠です。
基本的には三角関数を使って、距離や角度から座標値や点間距離を求めていくのですが、座標値を求める方程式だけで考えれば、「複素数計算」は必要ないのです。

 

座標計算式(トラバー観測したときの距離Sと方向角θで計算)
求める点〔X , Y〕求める点X = X1(与点) + S×COSθ・・・X(合緯距)
求める点Y = Y1(与点) + S×SINθ・・・Y(合経距)

 

それでは何故、複素数を体得する必要があるのか、
それは複素数計算をマスターすることで測量計算全てにおいて大幅に時間短縮させることが出来きるからです

この時間短縮は1分や2分そこらの短縮ではありません。少なくとも10分~20分の短縮にはなるはずです。

 

土地家屋調査士試験においてこの時間短縮は複素数計算が出来ない方と比べ、一歩も二歩も合格へ近づいたことを意味します

 

時間との勝負」と言われている土地家屋調査士試験の受験生は少しでも時間短縮できるように、様々な対策を練るわけですが、複素数計算ほどの効率化を図れるものはありません。

 

また試験を受けたことがある方はご存知だと思いますが、万全を期して挑んだとしても試験中は全身から変な汗が止まらなくなるくらい、時間に追われ(感覚的に)ます

 

その為、この「複素数計算」による時間短縮は土地家屋調査士試験において最大で最高の武器となります。
逆を言えば、複素数計算が出来なければ合格は難しいとも言えるでしょう。

 

複素数計算のメリット

① 大幅な時間短縮
② 時間短縮により気持ちに余裕が出来る
③ 計算間違いが減少する
④ 計算に時間がかからない為、時間ぎりぎりになったとしても
部分点を取りにいける

 おわりに

複素数計算が及ぼす効果は絶大です。

近年では「複素数計算」ありきの問題ボリュームとなっているようにも感じますので、まだやり方わからないよ。という方はぜひ体得してみてください。

 

複素数計算は独学でも勿論体得することは出来ますが、本サイトでも今後電卓の使用法について取り扱ってまいりますので、ご参考いただければと思います。
誰かに教わって実際に例題を解いていく方が断然、身につくスピード早いです。

 

一見は百聞にしかず

一行は百見にしかず

 

聞くより、見る。見るより行動する。

これは私のモットーとしているところですが、受験勉強もやっぱり勉強したもん勝ちだなと思う次第です。

 

それではまた。

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