土地家屋調査士補助者の転職に資格の有無は関係ない

転職に資格の有無は関係ない

こんにちは、ゆうぞう(@you3tips)です。

転職をするなら「資格を持つべきだ」と考える方はたくさんいます。

しかし土地家屋調査士の補助者の求人を考えている場合、そこまで転職と資格をセットで考える必要性はないかもしれません。

土地家屋調査士業には「社員が◯◯人以上なら資格者を△△人雇わなければならない」等の規則もなければ、最低でも測量経験者である事(この縛りは求人表でたまにみかけますが…)と言う基準もないです。

なので資格者だからといって、採用の決め手になるとは限らないのです。

では、どのような人材を求めているのか。

 

これは事務所毎の経営理念や社風で変わってくると思いますが、

  • 責任感と行動力
  • コミニケーション力
  • 業務習得に本気な方
  • これまで身に付けたスキルや知識

これまで様々な事務所にお世話になった経験からこの辺りが評価されてたように感じます。

なので『資格の有無』と聞かれれば私の考えは、

資格はあったらいいけど、なくても良い」です。

面接時の熱意や情熱は伝わりますし、例え独立して辞めていく方でも調査士に対する熱量をもった方と働きたいですよね。

今回は土地家屋調査士補助者にはどのような人材が求められているか(未熟者の私がもし補助者を雇うならこんな人材であってほしいという視点に偏りますが…)についてお話したいと思います。

土地家屋調査士の補助者

規定と規則の確認

はじめに補助者の業務については連合会の『土地家屋調査士倫理規定』と調査士会の『県会則』で大枠が定まっているので確認してみます。

土地家屋調査士倫理規程
(従事者に対する指導監督) 第 17 条

調査士は、常に、補助者その他業務に従事する者の業務について指導監督を行わなければな らない。
2 調査士は、補助者その他業務に従事する者に、その業務を包括的に行わせてはならない。

包括的:すべてをひっくるめているさま。総括的。

続いて、県の会則を見ると。

県会則
第2条
補助者とは、土地家屋調査士(以下「調査士」と言う。)が土地家屋調査士法(以下「法」という。)第3条に定める業務の補助をさせるために使用する者をいう。
第3条
会員は、土地家屋調査士制度の目的に反すると思われる者を、補助者として使用することができない。

※熊本県土地家屋調査士会補助者規則参照

山形県会則が校正中で確認出来なかったので、webで検索した熊本会の規則を参考にさせていただきました。

補助者について書き出してみると、

  • 調査士は補助者の業務について指揮監督をする必要がある
  • 調査士は補助者に業務を丸投げしてはいけない
  • 土地家屋調査士法第3条に定める業務の補助をさせる事を目的としている

 

案件が多く忙しい都心だと補助者がメインで調査士があまり関与出来ない案件も多々あると思いますが、

その場合でも指揮監督はマストなので、1つ1つ現場の詳細を把握しておく必要があります。

補助者の業務概要

前述しましたが、補助者の業務は『土地家屋調査士法第3条に定める業務の補助』です。

メイン業務は「不動産の表示に関する登記について必要な土地又は家屋に関する調査又は測量」の補助「不動産の表示に関する登記の申請手続について法務局又は地方法務局に提出し、又は提供する書類又は電磁的記録の作成」の補助になります。

もう少し簡単に言えば、次のとおりになります。

  • 土地・建物の調査測量補助
  • 登記申請書類(データ)作成、業者等へ必要書類の手配
  • 官公庁等への資料等の調査

 

測量業務は炎天下、雪の中構わずの作業になったり、土を掘り返したりブロック塀によじ登ったりもするので、体力気力を要する業務です。

また、その他にも事務的な帳簿作成の補助や事務用品、現場道具の補給などもあるかもしれません。

補助者への転職になぜ資格の有無は関係ない?

資格も大事だけどこれまでの積重ね

私は土地家屋調査士の補助者に転職したいと考えるなら、資格を必ずしも持っている必要はないと考えています。(もちろん有った方が有利ではありますが…)

と言うのも、例えば測量士補を取ったら求人に応募しようとか、土地家屋調査士試験に合格したら求人探そうと考えている場合、下手すると数年あっという間に過ぎてしまいます。
調査士補助者の多くは将来独立を考えている為、その数年がとても惜しいです。

また測量士補だけであれば、転職時の評価にあまり影響しないのではというのが本音(測量経験は優遇あるかもしれませんが)です。

更に言えば、土地家屋調査士試験合格者であっても未経験の場合、
知識が豊富なので一見良さそうですが、実務と試験はやはり別物で資格勉強で学んだ問題は解けるけど、実際の実務に置いてこのケースではこうする、このケースではこうすると言うノウハウがありません。

そのため事務所的には一から指導していく労力を要します。

だったら資格がなくても実務経験者の方が雇いやすいですし、未経験であれば資格があってもなくても大きな影響はないと思います。

しかしながら、これまで社会の中で培ってきた知識やノウハウは例え畑違いの職種だとしても必ず生きてきます。

土地家屋調査士業は様々な業種の知識を必要とする時があり、意外と他業種からの転職者の方が活躍していることも多いと聞きます。

事実、社会に出てからずっと土地家屋調査士業に従事している方の方が少ないように私は感じています。

なので事務所内が異業種経験者の集まりになってくると様々な知識が集結し、それが事務所の色となり、強みになってくるケースもあるのかなと思います。

 

いずれにせよ、補助者への転職には測量士補よりもこれまで社会で身につけたスキルや知識、自身の性質などの個人力の高さが評価されるのかなというところです。

求人を探すなら

過去記事で土地家屋調査士補助者の求人について紹介しておりますので、ご参考ください。

Tumisu / Pixabay
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最後に

事務所を支える従業員1人1人が事務所の骨格です。士業のような零細企業は1人1人の個の力とチームワークによる総力戦になります。

一人が業務に対して不誠実であれば、骨格は歪み終にはまともに戦えなくなってしまいます。

大企業と違って、窓際社員のポストはありません。皆で盛り上げていく団結力がそのまま企業力となるのです。

やはり人の組織なので合う合わないが少なからずあるものですが、
パートナーとの出会いは非常に大切でここを見誤ると後にひきづります。なので日々自分自身の人間観察力や感性に磨きをかけなければとも思います。

転職する方も受け入れる側にとっても最高のパートナーに巡り会えると良いですね。

ゆうぞう

ゆうぞう
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また。

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