こんにちは、ゆうぞうです。
遅くなりましたが、先月の平成29年度土地家屋調査士試験は大変お疲れ様でした。
手応えを感じている方、どちらの可能性もある方、また来年を目指す方様々かと思いますが、如何でしたでしょうか?
試験が終わってから9月の択一足きり発表まで約1ヶ月。
解答速報でおおよその点数は把握しているものの、正式な発表までは悶々とする日が続きますよね。特に択一が足きり+2問(14~16問正解くらいでしょうか)くらいだと、合格射程圏内なので書式の配点や正確な択一点数、答案用紙に何を書いたか等、色々と気になり始めるし、受験した方のブログとか2chの書込みを読み漁って他人の手応えや見解を調べては、
「俺もそうした!」
「俺と違う・・・ヤバイかな~・・・」
と夜な夜な考えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。(私のこと)
そうこうしてるとすごく疲れるし頭がそれ一色になるので、
「足きり発表まで試験を忘れよう」
と決意しても翌朝の通勤電車でスマホ検索していたりしませんか?(私のこと)
毎年のことですが結果がでるまで
正直長すぎだし、早くスッキリしたい。

harshvardhanart / Pixabay
皆さんそう感じていると思います。
でも結局のところ最終発表までは結果が分からないし、ここまできたら天に運をまかせるしかないのですが、少しでも合格の可能性があると色々と情報を集めたくなります。
ですので、今回は過去の試験結果のまとめと、平成27年度の私の成績表と答案について(記憶を辿って書きます)です。
今年度のタイムリーなネタではありませんが、このくらいの解答でどれ程点数が取れているか1例として参考頂けるのではないかと思います。
※建物については手応え以上に点数が良かったので驚きました。ご参考下さい。
Contents
平成24年~平成28年の足きり点、合格点、合格者数
年度 | 択一足切り点 | 書式足切り点 | 合格点 |
平成24年度 | 40(16問) | 29 | 72.5(+3.5) |
平成25年度 | 30(12問) | 30 | 71.5(+11.5) |
平成26年度 | 35(14問) | 30 | 74.5(+9.5) |
平成27年度 | 32.5(13問) | 30 | 73.5(+11.0) |
平成28年度 | 30(12問) | 31.5 | 74.5(+13.0) |
平成29年度 |
こちらを見ていただくと分かりますが、合格点に達するには足きり点よりも大幅に点数を稼ぐ必要があります。
近年の傾向として、足きり点から+11点程が合否の境目となっているように感じます。
つまり総合点勝負が近年の傾向と言えますので、1問2.5点という高配当な択一の正答率が重要になってきます。
言ってみれば、択一で稼いで書式で足きりより少し良い点数をとるパターンが王道のような気がしますね。
書式で満点を取るのは至難の業(H24年度~H28年度で0人です)ですが、択一であれば満点を取る方が毎年いらっしゃいます。
書式で大きくアドバンテージを取ることを考えるよりも、一問でも多く択一を取るという意識が合格に近づく思考と言えますね。
やはり1問2.5点は大きいし、総合点勝負なら尚更です。
ゆうぞうの平成27年度試験の成績表

これが恥ずかしながら私の成績表です。
写真のとおり建物書式を大分ミスってます。ですがその分択一と土地の書式でカバーできた結果となりました。
平成27年度は択一の問12、建物書式の階数についての見解が予備校で分かれた年でもありますが、私の感想としては書式においては意外と部分点がもらえるなというところです。
後述しますが、私の建物答案はかなりミスが多く文章理解や階数判断、申請書用紙についてあれこれ考えすぎて答案用紙を全て埋められていません。その上建物図面等も雑なものとなってしまい、記載内容は別としても精度の低い図面を提出した記憶があります。
つまり自分の手応えとしては「かなり失敗した」部類に入ります。
しかしながら、結果として25点中14.5点も取れていたのです。
出題者の意図を正確に把握し3階建てとして解答したことが功を奏したのだと思います。
また平成27年度は2階合格者も3階合格者もいます。私の友人が2階合格者なのですが、2階建ての完全解答で私よりも少し良い点数だと聞いていますので、やはり部分点もしくは減点方式が多少甘めなのかもしれません。(予備校の答練も甘めだと思いますが。)
土地については隣接地番を1つ書き忘れとヒゲ線を×で訂正しまくった図面でしたが、中々の高得点を取れたと思います。
ゆうぞうの平成27年度試験の書式答案(記憶補正有り得ます)
建物申請書

申請書は大体こんな感じだったと思います。
家屋番号と構造欄がとにかく狭かったので、自分が考える答えが全て間違っているのではないかと疑心暗鬼でした。
特に家屋番号は「どうやって枠の中に書ききるんだよ!」とイライラしながら書いた覚えがあります。
家屋番号は結果的に合っていましたが、こうしたちょっとした事で迷い貴重な時間を削られるわけです。
2階か3階かで迷い、申請書用紙の意図を色々考えてしまい結局床面積計算まで間に合いませんでした。
建物図面・各階平面図
建物図面・各階平面図はとにかく時間がなかったので、かなり精度が低かったと思います。上記の図面はCADで描いているので綺麗ですが、実際の答案は線がラフ気味になっていたかもしれません。
それと少し記憶が曖昧な点があり、建物図面の一棟の建物の1階形状を点線で書き忘れていた可能性があります。もしそうであれば、更に私の答案は酷かったということになります。
しかしそれでも25点中14.5点取れているのです。これをどうとるか議論百出だと思いますが、繰り返しになりますが私は書式においては意外と部分点を貰えるのだなと感じました。
勿論平成27年度が2階と3階で意見が分かれた年でもあったので、配点基準が多少甘めになった可能性はあると思いますが。
最後に
今年の試験内容は分かりませんが、私が受験した結果を踏まえると
✅ 書式は意外と部分点がもらえる
✅ 択一は逃げ切り点近くまで取れるとかなり安心
✅ 総合点勝負の傾向が強い
と言えます。
択一高得点が王道ですが、
合格する為には択一書式ともに足きりクリアが大前提ですので、いくら択一が満点でも書式で足きりをくらう可能性もあります。
択一ギリギリで書式が高得点の逆パターン合格も十分ありえる話です。
現に私の先輩に択一足きり点で書式高得点合格の方もいらっしゃいます。
つまり択一をクリアした方は最後の最後までどうなるか分からないと言うことです。
まだまだ択一足切り発表、最終結果発表まで期間がありますので、どうせなら色んな妄想を膨らませて楽しい気分で発表当日を迎えたいですね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、また。
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